2008年10月15日
雨ニモマケズ

子供の宿題で、10月の詩です。
雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体をもち
欲はなく
決して怒らず
いつもしずかにわらっている
一日玄米4合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さなかやぶきの小屋に居て
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北にけんかや訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
褒められもせず
くにもされず
そういう者に私はなりたい・・・
今、この詩を子供達と見ています。
賢治の思いを感じようとしています。
偶然のような必然の中で・・・
Posted by キカラ at 19:54│Comments(5)
│子供と
この記事へのコメント
おじゃまします
今読むと、とっても良い詩ですね。
貧困て、良い事って話をさらりとした、某私立幼稚園の園長さんの言葉を思い出しました。

今読むと、とっても良い詩ですね。
貧困て、良い事って話をさらりとした、某私立幼稚園の園長さんの言葉を思い出しました。
Posted by kamome at 2008年10月15日 22:09
うふふ♪
賢治さん大好きです。
直筆(レプリカ)の書を玄関に飾り、毎日拝んでからお出かけです!
賢治さん大好きです。
直筆(レプリカ)の書を玄関に飾り、毎日拝んでからお出かけです!
Posted by ゆいまーる
at 2008年10月16日 06:08

私も昔からこの詩が心に響いています。
いとこの部屋に貼ってありそれを見たのがきっかけかなー。
何度読んでも、良い詩ですね。
いとこの部屋に貼ってありそれを見たのがきっかけかなー。
何度読んでも、良い詩ですね。
Posted by B-Market at 2008年10月16日 08:30
宮沢賢治と言えば、この詩が有名ですが、
この詩が書かれていた手帳は、賢治の死後、彼が使用していたトランクの蓋の後ろのポケットのような袋から、弟さんが発見したそうです。
病に倒れ、床に伏しているとき、
誰に見せるつもりもなく、書かれたもの、、、
生前は、彼を理解してくれる人も少なかったわけで、、、
すきとおった、純粋な彼の心を思うと、胸が痛みます。
この詩が書かれていた手帳は、賢治の死後、彼が使用していたトランクの蓋の後ろのポケットのような袋から、弟さんが発見したそうです。
病に倒れ、床に伏しているとき、
誰に見せるつもりもなく、書かれたもの、、、
生前は、彼を理解してくれる人も少なかったわけで、、、
すきとおった、純粋な彼の心を思うと、胸が痛みます。
Posted by uriuri at 2008年10月16日 09:00
★kamomeさん
そこに無いものがあったとしても、大切なのもちゃんと用意されているんですよね。どう、見つめていけるか・・・なんでしょうね〜
ありがとうございました。
★ゆいまーるさん
直筆の書・・・見せてもらいたいです。
さすが!!ゆいまーる様。拝ませてくださいね。
★B-Marketさん
大切な物と大切に思う事が解りやすく、当たり前のことかのように綴られていて、でもなかなか意思を貫けないこと。。
何度も求めたくなる詩ですね〜。
★uriuriさん
誰の為でもなく、自分の純粋な気持ちが感動しますね。
目標にする前に、賢治と同じ気持ちで生きて行きたいと思う心をまず
持っていたいです。ありがとうございました。
そこに無いものがあったとしても、大切なのもちゃんと用意されているんですよね。どう、見つめていけるか・・・なんでしょうね〜
ありがとうございました。
★ゆいまーるさん
直筆の書・・・見せてもらいたいです。
さすが!!ゆいまーる様。拝ませてくださいね。
★B-Marketさん
大切な物と大切に思う事が解りやすく、当たり前のことかのように綴られていて、でもなかなか意思を貫けないこと。。
何度も求めたくなる詩ですね〜。
★uriuriさん
誰の為でもなく、自分の純粋な気持ちが感動しますね。
目標にする前に、賢治と同じ気持ちで生きて行きたいと思う心をまず
持っていたいです。ありがとうございました。
Posted by キカラ at 2008年10月16日 12:44